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自信とは?

自信とは、心に内在するものであり、目で見る事は出来ません。


ですが、自信が付いた時、自信を消失した時、全く自信が無い状態等を、自分自身で感じ取ったり、無意識の内に、そういった事が心の中で起きている事があります。

では、人はどんな時に、自信が付いたり、自信を失ったり、あるいは傷ついたりするのでしょう。


ストローク」と「ディスカウント」という言葉があります。

ストローク」とは相手(あるいは自分)の存在・価値・行動を認める=肯定するということを伝える、何らかの行動や働き掛けを意味します。例えば、微笑む、撫でる、「よくやったね!」、「頑張ったんだね」、「きっとやり遂げられるよ!」、「一緒に頑張ろうね」、「あなたなら大丈夫だよ!」・・・etc.

「ディスカウント」とは相手(あるいは自分自身)の事をバカにしたり、軽く見たり、無視したり、否定したりする心のメカニズムと、それが表面化した言動の全てを指します。例えば、叩く、殴る、蹴る、「何でそんな事も出来ないの?」、「バカみたい」、「あんたなんかには無理だよ」、「ムカつく」、「ウザい」、「キモい」・・・etc.  


人はストロークを得ると(否定的ストロークという言葉もありますが、ここでは敢えて除外します)、嬉しい気持ちになり、自信という形として、心の中に残ります。そして、貯まる毎に心は安定し、周囲の人、又は自分自身にも、ストロークを与えられる様になります。


逆に、ディスカウントを得ると、様々な負の感情が沸き起こります。
無力感や絶望感に襲われたり、自分なんかいらないんじゃないか・・・と、自分自身を否定された事により、心に傷を負い、自信を失います。
  
又、ディスカウントは、自分自身に対して与えてしまう事もあります。

「私には能力が無い」、「きっと皆に嫌われてる」、「私なんか、可愛くないからダメなんだ」、「どうせ上手くいかない」・・・etc.


ディスカウントは、人から与えられるよりも、自らに与えてしまう方が、 より恐いのです。なぜなら、自分を傷付け、責め立てる事が、生きている内の365日、24時間の中でいくらでも出来ますし、自分自身を避ける事は出来ません。際限の無い自己破壊の先に待っているのが、「心の死」なのです。

弱った心は、ガラスの様なものと思います。大事に思い思われ、大切に扱えば問題は有りませんが、ちょっとした事で、粉々に壊れてしまいます。

19世紀のアメリカの思想家ソローは、「自分自身へのディスカウント」の恐ろしさについて、こう言っています。

「世間の意見がいかに乱暴なものでも、自分自身の意見の振舞う暴力に比べれば、ものの数ではない。自分自身をどう考えるかによって人の運命は左右される、あるいは暗示される」


自分自身を責めている時、人は誰かに頼りたくなったり、逃げだしたくなったりします。でもその前に、自分で自分をディスカウントをする事を止めると、心はずっと軽くなります。
心は壊れやすいからこそ、自分自身で守らなければいけない時もあるのだと思います。

心の安定を保つ、又は取り戻す為にも、他者から与えられたストロークをしっかり受容し、自分のものにする事と、自分で自分の良さを認め、ストロークという形で自分に与える事が大切なのです。


心は、安定した状態が続くと、強度が増してきます。
そうしていく内に、ガラスの心も、ちょっとやそっとのディスカウントでは壊れにくい、耐性ガラスの心になる、つまり打たれ強さやストレス耐性が出来ていくのではないでしょうか。 




余談になりますが、傷つき易いか否かは別として、要領の良い人はいます。
人に胸の内を明かす事によって、理解を求める時に気を付ける必要があるのが、一番に、相手の心と自分の心に距離間があり、且つ相手が要領が良い場合です。
相談事は上手くかわし、弱った所に漬け込まれ兼ねません。心の弱った状態では、他者から弱点として捉えられる要素が多いのです。


安易に人を信用してはいけない、そう教え込まれた事は誰もがあるでしょう。
只、それもお互いの価値観と、相手によりけりなのです。

損得関係、要は、その人の個性や人間性以外のメリットがあるから話相手になったり、親しくなろうとする。。
もし、自分がその様な見方をされていると少しでも感じるのであれば、ひとまず冷静になり、相手と自分自身をじっくり見据える機会が必要かもしれません。


相手にとって、自分とは何なのか。

あくまでも悪い場合ですが、もし相手が悪巧みをするとしたら、一番に狙われるのは、お金、そして女性なら、身体です。

まして、心が弱っている時、辛くて寂しくて仕方無い時は、神にもすがる思いです。誰かに話を聞いて貰いたくなったり、頼りたくなったり、元気な頃よりずっと、孤独感に見舞われています。


言葉は悪いですが、悪事を働く人間程、そういった心が不安定な状態の人の「扱い方」に長けていたりします。   


仮定に過ぎませんし、とにかく疑ってかかるべき、という訳でも無いのですが、実際に事件として報道されているのは、今に始まった事ではありません。コンプレックス産業の悪徳商法や、少し前に流行ったオレオレ詐欺は、典型的な例でしょう。 


妙だと思ったら必ず、身内の方や、信頼出来る友達等に、相談しましょう。独断で行動するのは危険です。
特に、心が不安定な状態の時は、判断力と思考力が低下している可能性が高いのです。


そして、危ういのであれば、相手との関係を一切断つ覚悟の上で、自尊心=プライドを持つ事を忘れずに、自分自身の心と身体、家族、友達、時間、生きる道・・・かけがえのない大切なものを守り抜く勇気を持ちましょう( ー̀εー́ )